哘 桃那

哘 桃那

保健医療学部
看護学科 4年

朝日大学だからこそ得られる
“本物”の体験があります。

1学年の夏、朝日大学で開かれた「国際看護シンポジウム」に参加しました。テキサス大学や北京大学といった海外の超一流校の先生方から、それぞれの国の看護教育についてうかがいました。私が最も印象に残ったのは、南アフリカ共和国のモハウ・ペコ元駐日大使のお話でした。「看護教育は知識を重視するあまり、思いやりの心を軽んじていないか」「看護師は常に敬意と共感、思いやりをもって患者に接するべき。これこそが、看護教育で最も大切なこと」との問いかけに、知識と技術の習得に必死であった私はハッとさせられました。アパルトヘイト政策のため、国際機関の支援を受けて中学から国外で学び、米国の大学を卒業。看護師として働きながら、さらに米国で博士号を取得するなど、想像を超えた環境で努力を重ねてこられた女性。でも、その苦労を感じさせないほど底抜けに明るい方でした。
〝本物〟を知ることで、看護の活躍の場がとても広いことに気づきました。その日、私は「周りの人に良い影響を与えられる、明るい看護師になろう」と決意しました。