保健医療学部救急救命学科

FACULTY OF HEALTH SCIENCE

最前線で活躍する救急救命士を養成

学部トピック

TOPICS

救急救命学科の学修の様子等がNHKで生中継されました【2025.4】

2025年5月20日(火)18時30分から、NHKのニュース・情報番組「まるっと!ぎふ」の放送の中で、本学保健医療学部救急救命学科の学修の様子等が生中継されます。ぜひご覧ください。

2025年5月20日(火)18時30分から、NHKのニュース・情報番組「まるっと!ぎふ」の放送の中で、本学保健医療学部救急救命学科の学修の様子等が生中継されます。ぜひご覧ください。

学びの特色

救急指導医による東海初の教育体制

保健医療学部長・救急救命学科長 教授 小倉真治

<PROFILE>

2003年、44歳で母校の岐阜大学救急・災害医学分野の初代教授として赴任。ドクターヘリなどを用いて、わずか10年間で岐阜県の救急医療体制を低レベルから本邦最高レベルに引き上げてきた。その過程で多くの救急隊員の教育を行うとともに数多くの救急専門医や医学博士を育成してきた。救急医療と教育のプロフェッショナル。

救急の現場は時間との闘い

チーム医療の一員として信頼関係や連携を大切にし最前線で活躍する救急救命士を養成します

朝日大学保健医療学部救急救命学科の最大の特色は、東海地区で初めて救急指導医が直接指導にあたる点です。これまで岐阜大学救急・災害医学分野の初代教授として、岐阜県の救急医療体制を全国トップクラスに引き上げてきました。本学科では、私とともに現場をよく知る救急指導医や救急救命士がチームを組んで指導にあたります。また、朝日大学病院を中心とした病院や救急救命センター、岐阜市消防本部などと連携した実習を導入し、高いレベルの教育体制を実現しました。学生にはできるだけ多くの救急医療の現場を経験してもらい、現場が求める知識と技術を徹底的に身に付けていきます。救急の現場は時間との闘いです。救急隊員はわずか10分の間に適切な処置を行い医師へ引き渡す必要があります。チーム医療の一員として、信頼関係や連携の大切さも学んでほしいと思っています。



救急指定の朝日大学病院との連携で学ぶ環境

【朝日大学病院救急部】

朝日大学病院では診療時間以外の救急疾患の診療を行っており、脳卒中や骨折など、緊急性を有する疾患に対応しています。迅速な診断、そして専門的な治療が求められる救急部での実習を通して救急医療の現場を経験することができます。

大学病院を有する大学ならではの環境を活かし、救急医療の現場経験を持つ医師や救急救命士による指導の下、数多くの診療科と医療センターを擁する「朝日大学病院」での多職種連携によるチーム医療で実践的に学びます。



国家試験、公務員試験合格に向けたきめ細かいサポート

【国家試験対策】

高い合格実績を誇る歯科医師、看護師、保健師などの医療系国家試験で培ってきたノウハウを活かした国家試験対策で合格を支援します。

【公務員に強い大学】

年間約100回の講座をテキスト代のみで受講できる公務員教養試験対策講座を実施。これまでにも行政職や警察官はもちろん、消防官にも多くの学生が合格し活躍しています。

【医療系国家試験の高い合格実績 + テキスト代のみで受講できる公務員試験対策講座】

救急救命士国家試験の全員合格を目標に対策講座を実施する他、4年間を通してキャリア教育を展開し、目標に合わせて公務員採用試験や就職試験対策などをトータルにサポートします。特に医療系国家試験や公務員採用試験に高い実績を誇っており、そのノウハウを活かしたサポートを用意しています。



4年間の学びの流れ

【1年次】知識・技術の基礎を学ぶ

医療・福祉の幅広い分野を学び、医療人としての基礎を身に付けます。

【2年次】専門性を向上させる

1年次に学んだ基礎知識を土台として、救急医療に関する専門的な知識を修得します。

【3年次】臨床・救急現場の実際を学ぶ

学内外での各実習で救急救命の知識と技術を定着させるとともに現場で求められる実践力を身に付けます。

【4年次】国家試験合格を目指し、卒業後の進路を確立する

これまでの学修の理解をさらに深め、国家試験・公務員採用試験の合格を目指します。



高まる救急人材のニーズに応える救急救命学科

救急救命士は、医師や看護師と同じ国家資格を有する医療職です。高齢化の進行や多発する自然災害によって救急搬送数が年々増加する一方で、救急医療の最前線で活躍する救急救命士の数は慢性的に不足しています。こうした中、救急救命士法の改正により、救急救命士が行える処置の範囲が医療機関の中まで拡大されました。医師の働き方改革が叫ばれる今、医師のタスクシェアの担い手としても期待が寄せられており、救急救命士の人材育成が急務となっています。

救急救命士の卒業後の進路

◆救急救命士

〇市町村の消防署 〇自衛隊 〇警察 〇海上保安庁

救急養成を受けた場所で、消防車の救急救命の処置を行い、病院へ搬送します。救急救命士の多くは消防署に勤務しており、「救急隊員」として事故や火事の現場にも急行します。

◆病院救急救命士

〇病院

救急車などで搬送された傷病者への初期対応や、救急外来での対応、ドクターカーでの搬送業務などを行います。医師や看護師をはじめ医療従事者との連携が求められます。