FACULTY OF DENTISTRY
高度な知識と技術、
豊かな人間性を兼ね備えた歯科医師へ。
TOPICS
4月6日(土)、2024年度歯学部5学年登院式(白衣授与式)年4月6日(土)に開催されました。
「White Coat Ceremony」として始まった登院式は、本年度で15回目を迎え、この日、新5年生120名が式典に出席しました。大友学長から新5年生に対して登院が許可され、医療に携わる一員であるという自覚と責任の重さを感じながら、緊張感を持って臨床実習に臨んでほしい旨の告示が述べられ、学生たちはいよいよスタートする臨床実習への強い自覚と決意を胸に、本格的な実習教育への第一歩を踏み出す素晴らしい門出となりました。
4月6日(土)、2024年度歯学部5学年登院式(白衣授与式)年4月6日(土)に開催されました。
「White Coat Ceremony」として始まった登院式は、本年度で15回目を迎え、この日、新5年生120名が式典に出席しました。大友学長から新5年生に対して登院が許可され、医療に携わる一員であるという自覚と責任の重さを感じながら、緊張感を持って臨床実習に臨んでほしい旨の告示が述べられ、学生たちはいよいよスタートする臨床実習への強い自覚と決意を胸に、本格的な実習教育への第一歩を踏み出す素晴らしい門出となりました。
社会を取り巻く環境の大きな変化にともない、歯科医療においては高度な技術や知識を身に付けるだけでなく、患者さんの立場に立った治療ができる豊かな人間性を磨くことが求められています。そこで大切になってくるのが患者さんとのコミュニケーションであり、患者さんの同意、いわゆるインフォームド・コンセントを得て治療を行うことが重要視されています。幅広い能力を身に付け、ライフコンサルタント的な役割も担う歯科医師を目指します。
医科と連携した歯科を学ぶ
朝日大学病院、朝日大学医科歯科医療センター、PDI岐阜歯科診療所の3つの医療機関との連携により、あらゆる分野の医療と連携する歯科医療について学びます。中でも朝日大学病院では、FC岐阜、全日本男子ホッケーなどのチームドクターを歴任するスポーツドクターが常駐しており、本学体育会の学生選手をはじめとするスポーツ選手の人体損傷や骨折の治療、その後のリハビリを行い選手活動への復帰に貢献しています。これに加え、本学の健康スポーツ科学科が有する高性能な三次元動作分析装置を用いて歯科治療とスポーツパフォーマンスとの関連性などについての共同研究を行い、成果を上げています。
歯科治療の新たな局面にも対応
従来の歯科治療では、虫歯を削った後の印象(歯の型取り)には印象材と呼ばれる材料を口の中に入れて材料が固まるまで苦しい想いをした人も多かったと思います。最近ではこの印象を口腔内スキャナ-で行い、不快症状がなく、より正確な印象が行えるようになりました。矯正歯科やインプラント治療にも応用されており、将来は様々な歯科治療においてデジタル化が進みます。本学では、歯科医療の進化を見据え、臨床実習でもデジタルデンティストリーに積極的に触れていきます。
少人数グループで対話形式の授業を行う「チュートリアル制度」を取り入れた基礎ゼミを行っています。夫々の課題からグループ討論により問題点を探し出し、問題解決までのプロセスを理解します。また、「地域社会と歯科医療」も実施し、地域医療に関して1~4年次まで系統的に学ぶ統合型スパイラル教育を行います。
基礎ゼミ
学内施設の使い方から、レポートの書き方やまとめ方、グループディスカッションや発表など、6年間の学びに必要な基礎を固めます。卒業後に必要となる社会人としての人間性や常識、良識、言葉遣い立ち振る舞いなどを学ぶだけでなく、医療人としての知識・技能はもとよりコミュニケーションスキル、倫理観、道徳観をグループワークを通して身に付けます。
地域社会と歯科医療
将来の地域医療を担当する歯科医師として、自分の診療形態を実現するために、仮想診療所を想定して具体的なプロセスや必要な条件を、1~4年次を通して段階的に学びます。得られた知識や技能、態度を基に仮想診療を開設し、自ら学ぶ力と地域で活躍できる医療人に必要な能力を身に付けます。
1年次は社会人としてのルールやマナーを身に付け、幅広い分野の基礎知識を修得します。2~4年次は「CBT」と「OSCE」の教養試験に対応した独自のプログラムで教育を行います。5・6年次には将来を見据えた診療参加型による臨床実習を行います。
[共用試験]
文部科学省が指導するモデル・コア・カリキュラムに基づき、歯科医師として必要な技術と知識、豊かな人間性を身に付けるために導入された共用試験。5年次の臨床実習前に「CBT」と「OSCE」の2つの共用試験を行い、進級の基準とすると同時に、併設医療機関での臨床実習に参加できる資格試験としても位置付けています。
CBT(Computer Based Testing)
1年次から4年次までに修得した基本的な知識を評価する試験です。コンピュータの画面上に出る多肢選択問題に解答していきます。本学ではCBTに対応したITルームを完備しています。
OSCE(Objectuve Structured Clinical Examination)
臨床能力(問題解決型能力・態度・技能)を総括的に評価する実技試験です。試験は診療のため技能の確認や医療面接があり、模擬患者を使って問診を取ります。患者さんへの接し方や話しぶり、丁寧な説明ができたかなどを評価します。
「建学の精神」に基づき、国際的視野に立って活躍できる歯科医師を養成しています。歯科医の分野で世界をリードする大学に多くの学生を派遣しています。海外協定校の学生を積極的に受け入れ、双方向の国際交流を行っています。
充実の海外研修制度
5年次の夏季休業期間などを利用して協定校に学生を派遣。渡航費用・滞在費用は全額大学が負担します。現地では大学の講義に参加、実習施設や設備を見学して体験します。現地学生と一緒にその文化を体験し歴史に触れることや、現地の人との交流により、国際理解が深まります。
〇国際交流に関する詳細はこちら
国家試験対策プログラムの実施
最終学年となる6年次には、歯科医師国家試験の出題範囲を複数の領域に分け、領域ごとに約2週間の集中講義形式により、講義→試験→フォローアップを々実施します。講義の他、少人数グループでの教員による学修指導、複数科目にまたがるコラボ演習など、経験豊富な教員によるきめ細かい国家試験対策プログラムを実施しています。
学習支援施設の充実
2021年、6学年専用の学修スペース「Asahi Academic Achievement Agora」を新設しました。Agoraとは、古代ギリシャ国家の政治、経済の中心を成していた場所を意味し、本学歯学部教育と国家試験対策の中核を成す場所となるよう願を込めて設置しました。学生は、講義受講後、Agoraに集まり、その日の講義内容の確認テスト及び復習を毎日実施します。科目担当教員による質疑応答や諮問などのフォローアップも同スペースで実施しており、翌日まで積み残しをさせない一日完結型の指導を実践しています。
毎年多くの国家試験合格者を輩出
第107回~第115回の歯科医師国家試験の合格者数は全国で2,000名前後、合格率は65%前後で推移しています。全体の合格者数がほぼ一定となっている中、朝日大学の合格者数は直近5年間の累計が全国の歯科大学の中で2番目に多い結果となっています。
〇合格率の詳細はこちら
直近5年間の国家試験合格者数
581名
2位
組織学や病理学の実習において、タブレット端末を使用するバーチャルスライドシステムを活用しています。実習室だけでなく講義室や自宅からの閲覧が可能で、学生の自主学習にも役立っています。
3・4年次、講義で得た知識をもとに実際の歯科疾患の診断、治療方法に関する実習を行います。教員のデモンストレーションが映されたモニターと歯科医療用人体模型等を用いて、基本的な治療術式を学びます。
5・6年次は、実際に診療室に近い環境で患者の口腔内を再現した朝日大学型デンタルシミュレーターを用いて歯の切削実習を行います。三次元解析システムで、歯の切削制度を画像表示するため、技術を客観的に理解し身に付けることができます。