歯学部では、実践力を養うために数々の臨床実習をカリキュラムに取り入れています。朝日大学病院、朝日大学医科歯科医療センター、PDI岐阜歯科診療所にて臨床実習を行っています。朝日大学病院は総合病院であることから、内科や外科など、あらゆる分野の医療と連係する歯科医療についても学ぶことができます。また、在学中の病気や大きなけがも併設の医療機関ですぐに対応可能です。少子高齢化、国際化など、社会を取り巻く環境の大きな変化にともない、歯科医療においては高度な技術や知識を身に付けるだけでなく、患者さんの立場に立った治療ができるような豊かな人間性を磨くことが求められています。そこで大切になってくるのが、患者さんとのコミュニケーションです。患者さんの同意、いわゆるインフォームド・コンセントを得て治療を行うことが重要視されています。このような状況をふまえ、歯学の分野では、文部科学省が指導するモデル・コア・カリキュラムにもとづいて公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構が行う共用試験を4年次に実施します。知識の修得レベルを問う「CBT」と患者さんへの接し方を含めた臨床能力を問う試験「OSCE」。これらの共用試験を1つの基準にして、いわばライフコンサルタント的な役割も担う歯科医師となるための幅広い能力を身に付けることが、今の歯学です。歯学部では「国際未来社会で活躍し得る最新知識・医療技術を兼ね備えた歯科医師を育成する」ことを教育目標として、さらに豊かな人間性・国際性も兼ね備えた歯科医師を養成することを目指しています。そのため1年次からの基礎・専門教育に加え、5年次からはスチューデントデンティストとして患者さんを診て、さらに実際の歯科医療技術を学んでいきます。夏季休暇期間は世界各国の姉妹提携大学歯学部で研修を受け、また彼らを日本に迎える双方向の交流プログラムにより、国際性も自然と身に付けることができます。卒業後は、歯科医師生涯研修プログラムを有し、生涯にわたって高度な最新歯科医療を修得すべく大学がサポートしていくのも朝日大学独特のシステムです。■学びの概要学びの概要国際的な視野を持ち、幅広く活躍できる歯科医師を養成するために、5年次の夏季休業期間を利用して、提携する世界各国の大学に学生を派遣しています。費用は全額大学で負担します。海外の歯科医療現場を知る絶好の機会です。また、派遣先の大学の学生も、朝日大学を訪れ、活発な国際交流が行われています。進歩の激しい歯科医療の世界に対応していくために、卒業後も最先端の技術や知識を修得できる生涯研修を行っています。姉妹校である明海大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)と連携し、年間を通して研修会を開催するなど、卒業生を積極的にバックアップしています。■学びの特色学びの特色臨床実習の積極的な導入と臨床実習の積極的な導入と充実した環境充実した環境海外の大学と双方向に交流海外の大学と双方向に交流卒業後もサポートする生涯研修卒業後もサポートする生涯研修1.1.4.4.5.5.1年次から学ぶ「基礎ゼミ」1年次から学ぶ「基礎ゼミ」「地域社会と歯科医療」「地域社会と歯科医療」少人数グループで対話形式の授業を行う「チュートリアル制度」を取り入れた基礎ゼミを行っています。それぞれの課題からグループ討論により問題点を探し出し、問題解決までのプロセスを理解します。また、「地域社会と歯科医療」も実施。地域医療に関して1~4年次まで系統的に学ぶ統合型スパイラル教育を行います。2.2.歯科医療の質的向上を歯科医療の質的向上をめざしたカリキュラムめざしたカリキュラム1年次は社会人としてのルールやマナーを身に付け、幅広い分野の基礎知識を修得します。2・3・4年次は、「CBT」と「OSCE」の共用試験に対応した独自のカリキュラムで教育を行います。5・6年次には将来を見据え、診療参加型による臨床実習を行います。3.3.歯学部長教授 田村 康夫Tamura YasuoProfessor's VoiceProfessor's Voice国際未来社会で活躍し得る最新知識・医療技術を兼ね備えた歯科医師を育成します。 48歯学部/歯学科
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