さまざまな角度から物事を捉え、法的アプローチで解決策を見いだす力を鍛える。法律学は「六法や判例を暗記する学問」と捉えている人がいますが、実は多角的な視点から物事を捉え、判断する力を身に付けることが第一の目標。そのために朝日大学では、学生一人ひとりの能力と向き合える少人数教育を徹底しています。座学で学んだことを社会に出てフィールドワークを通じて実践し、それが正しかったのかを検証する。その繰り返しにより「リーガルマインド」を養い、いかなる時代、いかなる場面においても対応できる、「社会の知恵者」を育成します。Professor's VoiceProfessor's Voice法学部長教授 大野 正博Ohno Masahiro生活に密に関わる民法を活用シーンを想像しながら興味深く学んでいます。さまざまな事情を抱えた子どもたちと接し、少年法の理解を深めました。警察の幅広い仕事を知る機会民法は、日常生活で起こりやすいトラブルを予防するために必要な法律です。例えば、買物の際に受け取るレシートは「受取証書」と言い、金銭を支払ったことの証明になります。二重請求を防ぐためにも、きちんと受け取るようになりました。また、友人間のちょっとした物の貸借でも、借用書を記入すれば安心です。物権法を学んだことを機に宅地建物取引士の資格も取得しました。学んだことをすぐに活かせる点が、意欲に繋がっています。私が所属している宮坂ゼミの魅力は、学外の活動を積極的に行っている点です。児童福祉施設や刑務所、学習支援教室などを訪問し、少年法の理解を深めています。学習支援教室のわくわくスクールで、複雑な家庭環境に置かれた女の子が「私、ここが居場所なんだ」と言ったときには、学習支援の必要性を痛感しました。ゼミ活動を機に「あらゆる環境の子どもたちの成長を見守る仕事がしたい」と考えるようになり、高校教員をめざして日々努力しています。「警察学」の授業では、警察のさまざまな部署で働く方が毎回異なるテーマで話をしてくださいます。刑事課や交通課、サイバー犯罪対策課など業務内容は多岐に渡り、業務の幅広さを知りました。また、授業で訪問した岐阜県警察本部では、交通状況をリアルタイムで表示するモニターを見学し、地域の安全を守る警察の役割を実感。警察への理解と関心がどんどん高まっています。高木 悠斗Takagi Yuto法学部4年岐阜県/大垣日本大学高校出身川砂 真姫Kawasuna Mahiro法学部4年福岡県/美萩野女子高校出身安川 諒Yasukawa Ryo法学部4年北海道/北海道小樽桜陽高校出身● 警察署● 検察庁● 裁判所● 刑務所● 保護観察所● 少年鑑別所● 児童自立支援施設● 社会の安全維持とは● 警察官採用試験等の概要● 警察の組織● 地域警察活動● 犯罪捜査● 交通安全対策● 薬物・銃器犯罪対策● 来日外国人犯罪対策● ストーカー・DV・性犯罪対策● サイバー犯罪対策警察学授業内容(抜粋)私たちがおすすめ私たちがおすすめ私たちがおすすめフィールドワーク実施例 22法学部/法学科
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